学校長あいさつ

大西安代

公益社団法人 神戸市民間病院協会
神戸看護専門学校

大西安代

本校は、1960年に神戸市内にある30余りの私立病院の出資による准看護師学校を設立したところから始まり、開校55年の長い歴史をもつ学校です。その後、時代のニーズに合わせ、幾多の変遷を経て、2003年に三年課程を開設し、2010年から看護職による学校長が就任、2013年に、公益法人改革に伴い現在の校名である公益社団法人 神戸市民間病院協会 神戸看護専門学校と改名しました。本校の設立母体は神戸市民間病院協会で、神戸市内82の病院が会員病院となっています。

教育理念は、「兵庫県下の民間病院の医療を担う看護者の育成を目的とし、医療安全に対する意識を高く持ち、自ら感じ考え行動できる専門職業人の育成を目指す。看護はあらゆる健康状態の人々を対象とし、生涯を通してその最期までその人らしい生活を送れるよう支援することである。また、学生一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、可能性を引き出し、その能力を最大限に発揮できるよう支援する」です。

兵庫県にある病院の7割は民間の病院です。地域医療に貢献できる看護師の育成を目指した教育を行い、卒業生は55年間で6677名で、多くの卒業生が民間病院の第一線で活躍しています。

日本は今、超高齢社会・多死社会が進展する中、2025年問題に対応すべく地域包括ケアシステムの構築が進められています。その中で看護職が果たすべき役割は重要で、病院と地域を繋ぐキーパーソンとして、国民の看護師への期待はますます高まっています。

命にかかわる職業である看護師は、基本的な倫理観はもとより医療安全に関する知識や技術を積極的に習得し専門職として責任を自覚し社会の信頼と期待に応えられなければなりません。患者に向き合い、患者の安全・安心について考え行動できるよう医療安全に関する専門的知識と高い倫理観をもつ看護師に育ってほしいと願っています。

また、看護師は質の高い看護を提供するために生涯にわたり学習し続けることが必要となります。看護は深い人間理解と共感が求められ、本校ではそれに必要な教養を培うための多くのカリキュラムを計画しており、自ら感じ、考え、行動できる看護師の育成、主体的に学ぶ姿勢の基盤づくりとして、ポートフォリオを活用した意志ある学びプロジェクト学習を導入しています。それに加え、ICT教育を導入し更に主体的な学びができるよう支援しています。ICT教育の活用により、情報の活用能力、思考力、判断力等の向上を目指すとともに、一人ひとり自分の願いを明確にして目標に向かい必要なことを自らの力でつかみ取っていけるような教育・学習支援のためのシステムを整えています。

そして、主体的に学ぶための学習環境として、学年の垣根を越えた学生自立型ピアサポート体制(支援体制)を導入し、学生同士で支え合い、学び合い、成長し合い、自ら学ぶ姿勢の育成を図るとともに人間関係能力やコミュニケーション能力の向上を目指しています。さらに入学後から卒業までだけではなく、卒業後も生涯に渡りキャリアアップを支援するためのキャリア支援教育にも取り組んでいます。

本校での3年間での学習と様々な経験が皆さんをさらに成長させてくれることでしょう。

本校の校章はあじさいの花をモチーフにしており、その花にちなんで「あじさいの心」を大切にしています。

あ: 挨拶に始まる礼節マナー
じ: 自分の力を信じる
さ: 最後まで諦めない
い: 今できることから始めよう

看護師にとって、コミュニケーション技術は不可欠です。“あいさつ”こそ最強のコミュニケーションツールです。学生の年齢層が幅広い本校で、普段の学生生活の中でその技術を磨いていってください。

学生の皆さんのゴールは、看護師国家試験に合格して看護師の国家資格を得ることです。
3年後の自分の姿をイメージして「最後まで諦めず」、「自分の力を信じて」、一人ひとりが主体的に自分の目標に向かい、必要なことを自分の力でつかみ取り、多くのことを積極的に学んでいくことを期待しています。

そのために教職員一同、全力で皆さんの夢がかなうよう支援し、教育していきます。そして、学生の皆さんや保護者の皆様が、「本校を選んで良かった」と誇りに思えるような教育環境を提供して参ります。

平成29年4月吉日