学校長あいさつ

大西安代

公益社団法人 神戸市民間病院協会
神戸看護専門学校

大西安代

本校の設置主体は、公益社団法人 神戸市民間病院協会です。神戸市民間病院協会は、神戸市内にある81の民間病院(令和6年10月現在)により組成されており、地域に密着した医療を行っています。そして、うち40病院は二次救急病院として神戸市内や近隣の救急医療に貢献しています。

本校は、1960年に開校以来、地域医療に貢献できる看護師の育成を目指した教育を行い、卒業生の数は今年で7121名となりました。多くの卒業生が民間病院で活躍しており、地域医療における役割を担っています。

学校は、卒業までの3年間で看護師に必要な教養・資質を培うために多くの学びや経験ができるよう学習環境を整えています。教育理念に掲げている「自ら感じ、考え、行動できる看護師の育成」を目指し、主体的に学ぶ姿勢の基盤づくりとして、学習のプロセスで自己の成長確認ができるようポートフォリオを活用した意志ある学びプロジェクト学習を実施しています。さらに、学習ITシステムや電子テキストの導入・活用などICT教育を取り入れ学生の皆さんが楽しく学び、より主体的な学びへとつながるよう学習環境を整備し支援しています。

また、学年の垣根を越えた学生自立型ピアサポート体制(支援体制)により多様な価値観を理解し学生同士で支えあいながらお互いの成長を目指す取り組みを行っています。そして、キャリア支援教育として在学中だけではなく、卒業後も生涯に渡りキャリアアップできるような取り組みを実施しています。

さて、2022年度(令和4年)4月からは新しいカリキュラムがスタートしました。従来のカリキュラム内容を活かしつつさらに多くの学びや経験ができるよう新しい科目設定や、これからの看護に必要とされる「地域・在宅」について理解を深める内容、他校との共同学習による多職種連携に関する内容、時代のニーズに合わせICT教育に関する内容など計画しました。

 

本校での3年間ともに楽しく学び、地域医療に貢献できる看護師を目指しましょう。

本校が大切にしている「あじさいの心」を紹介します。

あ: 挨拶に始まる礼節マナー
じ: 自分の力を信じる
さ: 最後まで諦めない
い: 今できることから始める

看護師にとって、コミュニケーション技術は不可欠です。“あいさつ”こそ最強のコミュニケーションツールです。学生の年齢層が幅広い本校で、普段の学生生活の中でその技術を磨いてください。

学生の皆さんのゴールは、看護師国家試験に合格して看護師の国家資格を得ることです。
3年後の自分の姿をイメージして「最後まで諦めず」、「自分の力を信じて」、一人ひとりが主体的に自分の目標に向かい、多くのことを積極的に学んでいくことを期待しています。

                                      令和6年4月吉日

   あじさい(紫陽花)の花言葉

  青い紫陽花:「知的」「辛抱強い愛情」

  紫の紫陽花:「謙虚」

  白い紫陽花:「寛容」

  どれも看護師にぴったりの言葉です